肝炎ウイルス検診で専門医の受診を指示されました。どうしたら良いですか?
2018年06月30日
HBs抗原が陽性の方は現在B型肝炎ウイルスに感染している状態です。肝臓の数値(AST、ALT)、B型肝炎ウイルスの量(HBV-DNA)等を調べ、今後内服薬での治療を行った方が良いかどうかを判断する必要があります。
HCV抗体、HCV核酸増幅検査がともに陽性の方は現在C型肝炎ウイルスに感染している状態です。現在はウイルスの増殖を抑える内服薬を2~3か月間内服することによりウイルスを消失させる治療が行われています。これによりかなり高い確率でウイルスが消失しますのでこの治療を検討する必要があります。
B型肝炎、C型肝炎の内服薬での治療は医療費の助成があり(肝機能を改善して、肝炎の悪化・進展予防する肝庇護療法は除く)、保健所に申請し認定された場合は、自己負担の上限額は月額1万円または2万円となります。当院では肝臓専門医の院長が診療を担当致しますので、医療費助成の申請の際に必要となる診断書も作成可能です。
肝炎ウイルス検診で専門医の受診を指示された方はぜひお気軽にご相談下さい。
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